ヘルメットは消耗品 寿命があります

ネットで注文していたヘルメットが送られてきました。発注からおよそ一週間でした。バイク用品の納期はけっこう遅いと聞いていましたので、まあ、こんなものなのかな。

SHOEIのジェット型のヘルメットです。

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シールドは別売り。

 

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かぶってみると、こんなかんじ。

サイズは、頭周りを測った寸法より小さめのSサイズにしてまして、小さくないかな、と心配でしたが、ぴったりでした。SHOEIの説明書にも、迷った時は小さめを、と書いてます。

失敗した、と思ったのは、シールドが開かないタイプだったことです。手で上にあげられるかと思ってたんですが、まあ、良しとしましょう。

説明書を見ると、シールドよりゴーグルを推奨してました。

ところで、説明書と一緒にこんなものが。

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ヘルメットの有効期間は、購入後3年です。と書いてあります。

プラスチック製ですから、経年劣化があるのですね。古いヘルメットでは命の保証はできないということです。

まあ、新品でも命の保証はしておりませんでして、事故の際、新しいヘルメットをかぶっていたら、もしかしたら助かるんじゃないかなー、という程度でしょう。もちろんしっかり顎紐ベルトをしていての話です。

古くなって脆くなったヘルメットじゃ、ぜんぜん衝撃に耐えられませんよ、ということです。

しかし、3年の寿命とは意外と短いですね。

もう20年もかぶり続けているとか、50年前のビンテージヘルメットとか、どうなんでしょうね。

鉄兜なら劣化も遅いかもしれないですけど。

一度衝撃を受けたらヘルメットの役目は終わり

ヘルメットがその本来の役目を果たせるのは、1回限り。本来の役目というのは、頭をぶつけた時に脳みそを守る、という役目です。

一度お役を果たしたら、引退です。

衝撃を受けたヘルメットは、外側に変化がなくても、中身の衝撃吸収素材がもう変形しています。次の衝撃には耐えられません。

建物でも、1回めの地震に耐えても2回目で倒壊するのと同じですね。

一度命を守ってくれたらヘルメットは新しいのに替えましょう。捨てるのが忍びなかったら、コレクションにして飾っておきましょう。

ヤフオクに出品はしませんように。落札者の命がアブナイです。

ヘルメットの安全性

安全のためにヘルメットをかぶりましょう、ということになっていますが、万能ではありません。

SHOEIの説明書にも、どんな状況にでも対応できるヘルメットはない、と書いてあります。

マリンスポーツですと、こんなソフトな表現ではなくて、ライフジャケットはあなたの命を守るためのものではなく、死体を発見しやすくするためのものです、なんてはっきり言ったりします。

回収した死体が、もしかしたらまだ息をしているかもね、てなかんじ。(落水者救助も死体回収も手順は同じ)

でもライフジャケットをしてなければ、息をしていようと海の藻屑でして、助かる可能性は限りなくゼロに近づきます。

ヘルメットも同じことでしょう。

ヘルメットをきちんとしてさえすれば、あたりどころが良ければ、もしかしたら助かるかも。

でも、頭にあってなかったり、紐がゆるくて外れたり、もろくて潰れてしまったりしたら、助かる命も助からない、ということです。

可能性をできるだけ上げるために、信頼のできるサイズの合ったヘルメットを、キチンと着用しましょう。

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