スーパーカブにもベンリィにも、メインスタンドとサイドスタンドがついております。
(両方、だしてみたところ。)
私が今まで乗ってきたバイク、XL250S、CB-1には、たしかサイドスタンドだけでメインスタンドというのはなかったように思います。
自転車も、サイドスタンドか、メインスタンドかのどちらかだけなのに、なぜ、スーパーカブ・ベンリィに、2種類のスタンドが付いているのか考えてみました。
メインスタンドの役割
メインスタンドをたてると、後ろのタイヤが地面から離れて、フロントタイヤとスタンド2点の計3点でバイクを支える形になります。二等辺三角形で安定の形。
重心は垂直に地面に向かい、転倒しにくくなります。
教習所では、この状態でまたがらされて、フォームを教えられたものですね。
直立しているので、整備の時にも便利です。長期間置きっぱなしの時も、タイヤに変なクセがつかなくて良さそうにも思えます。
また、スーパーカブのような実用車の場合、新聞だとか牛乳瓶ケースだとか、重量物を積みこむことが考えられます。
ナナメだと、おっこちたり、ひっくり返ったりしやすいでしょうから、まっすぐバイクが立つメインスタンドが役に立つというわけですね。
サイドスタンドの役割
バイクをちょいと駐めるとき、これはのったまんま左足で蹴り出せるサイドスタンドが便利です。
メインスタンドは、降りてからヨッコイショっと、バイクを持ちあげないといけませんので、頻繁に乗り降りする郵便屋さんだとか新聞屋さんだと、大変です。
私のベンリィは、サイドスタンドを出すと、安全のためかエンジンが止まるんですけど、新聞配達用のスーパーカブは、エンジン回りっぱなしだそうですね。
よく考えられております。
ただし、走りだすときは、サイドスタンドが上がっていることをよく確認したほうが良いですね。
メインスタンドのないバイク
スポーツタイプは、軽量化のためにメインスタンドは省かれているみたいです。オフロード車は背が高いので、メインスタンドとなると、かなり長いのが必要になりそうですし。
競技用となると、どちらのスタンドもなかったりしますが、日常的に乗るバイクでは、スタンドがないと困ります。
自転車だと、スタンドがなくても、電信柱にもたれかけさせたり、木の枝に引っ掛けたりできますが、さすがにバイクでは無理でしょう。