ベンリィCD90に乗り出してから、半月ほど経ちまして、ちょっと乗り方がわかってきました。
私のベンリィは、リターン風のシフトペダルにカスタムされていることもあって、その見かけに惑わされ、かつて乗っていたスポーツバイク風に、シフトチェンジをしておりました。
(かかと側のペダルがないことに注目。)
すなわち発進時は、2速、3速で思い切りひっぱって、スタートダッシュし、コーナー前では、ガオンガオンと空ぶかししながらシフトダウン、信号で停まる時も、3速、2速、1速、とシフトダウンしておったのです。
しかし、リターン式風ではありますが、中身はロータリー式。乗り方を間違えておりました。トップ4速からすぐにニュートラルに入れられるという利点を、全く活かしてなかったのですねー。
つまり、ロータリーしてなかったんです。
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ロータリー式ではシフトダウンしなくていいかも
そもそも、エンジンの特性にあった走り方をしていないことに気付きました。
カブのエンジンは、低回転から力強いです。トルクがあります。少々スピードダウンしても、トップギアのままでも十分加速できますね。
2速、3速で、ひっぱれば、たしかにダッシュできますが、サッサとトップまで入れてから加速しても、車の流れに遅れを取ることもないです。
カーブの手前でスピードを落としても、そのままのトップギアで大丈夫。シフトダウンするほどでもないことが多いです。
横断歩道の手前などで、徐行の速度まで落としたら、さすがにエンジンが止まりそうになりますので、シフトダウンしますが。
赤信号で止まる時も、ひとつづつギアを落としていかなくても、4速トップのまま止まってしまえばいいんですねー。(クラッチは切ります。)
止まってから、ガコンとひとつ踏み込めばニュートラル。もう一つ踏めば1速で発進できます。
止まる寸前に、信号が青に変わった! というときだけ、シフトダウンすればよいですね。
それでも、少々のスピードダウンなら、4速のまま再加速できます。
ロータリー式は、基本的につま先ペダルを踏む、というふうに考えて作られているんだと思います。
ベンリィの走り方
ベンリィCD90がトップ・ギア4速で気持ちよく走れるスピードは、時速50kmまででしょう。60kmもだすと、もう一つシフトアップしたい気分になります。
60kmからはうるさいばっかりで加速も鈍いし、そもそもスピード違反ですね。80kmくらいまではでますけど。
ベンリィCD90は、見たかんじスポーティーなスタイルですが、エンジン特性は、実用車なんですねー。
だからこそのロータリー式なんでしょう。
ギャンギャンとエンジン回転数をあげず、ぼちぼちのんびり行くのが気持ち良いです。
時速40kmくらいでのんびり流していると、「あし~もとに~からみ~つく~」と、ルパン三世の歌でも歌いたくなります。
(あれは、ハーレーダビットソンだそうですが。)