スーパーカブは、蕎麦屋の出前が下駄履きでも操作できるようにと考えられた、すばらしい変速機構がウリではあります。
つま先側か、かかと側のペダルを、ふみこんでいけば変速できるロータリーシフトですね。
とはいっても現在の安全に対する意識で考えると、ゲタでバイクに乗るというのは、いかがなものかという気はします。
せめて、ゾウリで・・・
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バイクシューズのオススメ
スーパーカブは特別としても、通常の変速機付きのバイクの場合、シフトペダルを足の甲で掻き上げるという動作がつきものです。(リターン式)
私のホンダベンリィCD90 は、ロータリーシフトなのにリターン風にカスタムされていて、かかと側のペダルがありません。
ゾウリだと、シフトダウンの時に、直に足の甲にペダルが当たるので、痛いです。
やはり靴がいいですが、レバーが当たる靴の甲が傷んできます。ピカピカに磨いたフェラガモの革靴などはおすすめできません。
バイク用のシューズは左足の甲の上に補強が付いております。左側だけ、パットが付いておりますね。
そして、転倒時にくるぶしを守るために、バスケットシューズみたいなハイカットになっているものが良いです。
くるぶしの骨は、少し飛び出していて地面に打ちやすいので、足首からくるぶしまで保護してくれるものがおすすめです。
上のシューズは、それほどハイカットではありませんが、くるぶし部分は保護されています。
ブーツはもっと安全ですが、バイクから降りた時に、ちょっとたいそうですね。
バイクで転倒しても怪我しない秘訣
そんな、コケることばっかり考えていたら、バイクなんか乗ってられへん! という意見もありましょうが、バイクはコケるものです。
嘘だと思ったら、スタンドをかけないでバイクから降りてみてください。笑
私がリターンライダーになる前のバイクに乗っていた若かりし頃は、それはもう、数え切れないほど転倒しました。
オフロード走行が多かったこともありますが、ひどいときは、モーレツな勢いで林道を登ってきた三菱パジェロを避けて川に飛び込んだこともあります。(だから私はパジェロが嫌い)
幸いなことに、水草がいっぱい茂っていて、引っかかって水面まで落ちずに助かりました。
バイクを引き上げるのには苦労しましたが、それでも怪我がなかったのは、バイク用シューズとかグローブ、ヘルメットをきっちり付けていたからだと思います。
そんな私が、バイクで怪我をしたのは、スーパーで買い物をして自宅への帰り道です。ふんふーんと鼻歌を歌いながら走ってて、ずっこけました。
肘がズルムケになって5針ほど縫いました。
林道ではバイクがボロボロになるほど転倒し続けても怪我一つなく、ほんの5分のお出かけで5針塗ったのは、心構えというところもあるでしょうが、やはりウェア、装備、ライディングギアの違いもありましょう。
山に行くときは、Tシャツとゾウリ、なんてカッコでは走らないですから。
というわけで、バイクに乗る時は足元にも気を使いましょう!