小型バイク、すなわち51ccから125ccまでの原付2種がとってもお得な理由があります。
維持費が安い。交通の制限が緩い。運転がお手軽ながらパワフルというところです。
維持費について。
まず、車両本体価格が安いです。モデルにもよりますが、50ccの原付とたいして変わりません。(中古は数がないからか意外と高いです。)
自賠責保険も原付と同じです。12ヶ月契約 7,280円、24ヶ月契約 9,870円、36ヶ月契約 12,410円、48ヶ月契約 14,890円、60ヶ月契約 17,330円と、長期になるほどお得。
任意保険もお安いです。車の保険に入っていればファミリーバイク特約をつけられます。
車検がなく、重量税もなし。軽自動車税も安いです。年間2000円です。
燃費もいいのでガソリン代も安上がりです。
道交法の制限について
50ccまでの原付は30km制限ですが、原付2種は車と同じです。
通行帯も左側だけでなく、追い越し車線を走れます。二段階右折の必要はありません。(してはいけないです。)
ヘルメットも、基準がゆるいです。(安全のため厳しい規格をパスしているものがおすすめですけど)
二人乗りもOKです。(座席があれば)
運転がお手軽のわりにパワフル
大きなバイクって、意外とクルマに乗るより手間だったりします。バイク置き場から引っ張りだして、音がうるさいから道路まで押していくのは重いし、外出先で駐めるところは車より難儀したり。
小型バイクって、原付サイズなんで、自転車みたいなもんです。自転車置き場に止められるしエンジンを掛けなくても方向転換も楽だし。
自転車で行くにはちょっとしんどい程度のちょいのりには、とっても良いですし、50ccの原付よりかはパワーも有りますので、少々のツーリングも楽しめます。
車の流れに無理なく乗れるのは安全でもあります。
まあ、いいことばっかりじゃなくて物足りない部分もあります。
原付免許じゃ乗れない
車の免許でも運転できません。小型バイクに乗るには二輪免許が必要です。
普通自動二輪運転免許の小型限定でもいいですが、AT限定だとクラッチ付きの小型バイクには乗れません。
スーパーカブは、変速機はありますがクラッチは使わないので、AT限定でOKです。
通行できない道路がある
高速道路、バイパスや海峡大橋などの自動車専用道路の通行はできません。
どのみち最高速度が80kmくらいしか出ないので、法令が許したとしても走らないほうがいいような気もします。
一般道路では十分でも、高速で走るにはパワー不足といえましょう。
私は昔、時速80kmしかでないXL250Sで、高速道路に乗ってどこへでも行ってましたが、けっこう怖かったです。
大型トラックにスピードリミッターのないころで、追い越されると、ぶわーぶわーと風が来て、ヨレヨレしてました。
また、瀬戸大橋や明石海峡大橋は渡れませんので、フェリーでないと、四国にはいけないです。